2012年4月20日
TITLE:Vol.61 韓国ファンに絶対お勧め!「新しいiPad」
読者の皆さんに、お詫びしなくてはならないことがある。
『韓国語ジャーナル』40号で、「スマホは韓国語学習に最適」と書いたが、実はそれ以上に適した機械を見つけた。
「新しいiPad」だ。
言わずと知れた、3月にAppleが発売した新型のタブレット端末だ。
これがもう、笑っちゃうくらいに韓国語と相性が良い。
買ってしまった、「新しいiPad」! 僕はWi-Fi版を購入したが、韓国でも活用したい人は4G版がお勧め。韓国でも1日1,980~2,980円でネットが使い放題になる。メモリは、普通の使い方なら16GB版で十分だ。
画面が大きくなっただけ、といえばそれまでだが、その分入力もしやすく、読みやすい。特に地図アプリや辞書アプリは、情報量が飛躍的に増え、びっくりするほど使いやすくなる。
iPadは、iPhoneと同じ「iOS端末」と呼ばれるジャンルの機械なので、iPhoneで購入したアプリはiPadでもそのまま使うことができる。有料のアプリでも、改めて料金を支払う必要はない。
iPhone専用のアプリは、iPad上では画面が拡大表示されるが、「新しいiPad」は画面の解像度が上がったので、拡大表示しても十分きれいだ。バッテリーもよく持つので、韓国のラジオをつけっぱなしにしても、かなり長時間聞くことができる。
「ユニバーサルアプリ」と呼ばれる一部のアプリは、iPadに最適化された画面で利用できる。また、韓国の新聞・ニュースメディアは多くがiPad専用アプリをリリースしており、日本でも無料で利用できる。パソコンを超える高解像度で目にする韓国の情報は、自分が日本にいることを忘れさせるほどだ。
iPadで使いたい韓国アプリの筆頭は、やっぱり「DaumMaps」。以前紹介した、「やりすぎな」ロードビュー機能を搭載した、韓国随一の地図サービスだ。この1年余りでさらにパワーアップしており、リアルタイムの渋滞情報に加えて、主要道路に設置された渋滞情報カメラの映像も動画で視聴できる。地下鉄路線図には乗換案内、時刻表なども内蔵しており、画面が大きく情報量が多いので、iPhone版よりも使いやすい。さらに、店舗の内部を360度の映像で見られる「ストアビュー」に至っては、やり過ぎの極地だ。
辞書アプリも使いやすい。無料で使える「NAVER韓国語辞書」は、iPhone専用アプリなので拡大表示されるだけだが、それでもiPhoneよりも見やすい。「Prime日韓韓日辞書」と「DioDict」はiPadに最適化されたユニバーサルアプリで、多くの例文を一度に表示できるので、紙の辞書を完全に超えたといっても過言ではない。
テレビニュースアプリは、三大ネットワークすべてがiPad専用アプリをリリースしている。「KBS NEWS」はiPhoneと内容は同じだが、24時間ニュースチャンネルの「KBS24」を大画面でリアルタイム視聴できる。「MBC NEWS」はラジオ機能を搭載し、FMラジオを聞きながら最新ニュースを読むことができる。「SBS NEWS」は、iPadのタッチパネル機能を活用した直感的な操作が魅力だ。
スマートフォンは、その小ささから「いつでもどこでも韓国の情報に触れられる」万能機械だが、タブレット端末は韓国の言葉と文化をじっくり学習できる、本誌読者に最適の機械だ。
Androidタブレットでも上記のアプリはたいていリリースされている。スマホに比べると、マニアックなイメージもあるタブレットだが、韓国ファンの方は一度触れてみることをお勧めしたい。
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2012年3月16日
TITLE:Vol.60 スマートフォンにハングルキーボードを設定する
『韓国語ジャーナル』40号の特集は、「スマホで韓国語ライフ」。スマートフォンを、韓国語の学習に活用しようという内容だ。
毎日使う携帯電話で、いとも簡単に韓国語を使えるようになるとはいい時代になったものだ。少し前までは、ケータイはおろかパソコンでも、韓国語を表示させたり入力するのはひと苦労だった。
その辺の昔話はまたおいおいするとして、今回は、本誌の特集で詳しく解説できなかった、「スマートフォンでハングルキーボードを設定する方法」を紹介しよう。
1)iPhoneの場合
iPhoneは、最初から40を超える言語の書体とキーボードを内蔵しており、設定すればすぐに使えるのが便利だ。まず「設定」アイコンをタッチする。設定画面に入ったら、画像1のように、「一般」→「キーボード」→「各国のキーボード」の順でタッチしていこう。
続いて、画像2のように「新しいキーボード」をタッチ。「アイスランド語」「アラビア語」など、「こんな言語まで!」と思うほど、たくさんの言葉がずらりと並んでいるはずだ。下のほうにある「韓国語」をタッチすれば、設定は完了。後は、メモやメールといった文字入力をする画面でキーボード左下の地球マークをタッチすれば、言語が順番に切り替わる。何回かタッチすればハングルキーボードが出てくる。入力方法は、パソコンのキーボードでのハングル入力と同じである。
2)Androidの場合
Androidは、原則としてキーボードアプリをダウンロードしなくてはならず、もう少し手間がかかる。ここでは、最もシンプルな「GoogleKoreanKeybord」の導入方法を紹介しよう。画像3からだ。
まずは、ホーム画面で「google Play(旧マーケット)」アイコンをタッチしよう。虫眼鏡マークをタッチして、検索画面に「Korean」とか「KoreanKeybord」といった単語を入力。検索ボタンをタッチすると、韓国語アプリがずらずらっと表示されるだろう。その中から、「GoogleKoreanKeybord」を探して、タッチ。アプリの概要が表示されるので、「インストール」をタッチしよう。さらに「同意してダウンロード」をタッチすれば、インストール(そのアプリを使えるようにする処理)が行われる。
インストールが終わったら、いったんホーム画面に戻って「設定」アイコンをタッチする。画像4のように、「言語と文字入力」をタッチしよう。インストールされているキーボードの名前が、リストで表示されるので「GoogleKoreanKeybord」を探してタッチし、チェックが入った状態にする。セキュリティの警告が表示されるが、Googleが開発・公開しているアプリなので、基本的に信用して大丈夫だ。これで、設定は終了。
ハングルを入力する時は、文字を入力する画面を1秒ほどタッチすると現れる「入力方法」メニューで切り替える。
Androidのハングルキーボードは、最初から用意されたキーボードしか使えないiPhoneと異なり、パソコンタイプ、ケータイタイプなど様々な方式を好みで使い分けることができる。反面、インストールから設定まで、やや煩雑なのが弱点だ。
なお、Android搭載スマートフォンでも、サムスンの「GalaxySシリーズ」と富士通の「ARROWS」シリーズは、最初からハングルキーボードを内蔵している。画像3の手順は不要だ。
ちょっと、説明ばかりになってしまったが、これであなたのスマホでもハングルを入力できるようになった。次回は、本誌では紹介できなかった僕なりの活用法をさらに紹介していこう。
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2012年2月17日
TITLE:Vol.59 雪岳山観光を支える「ケーブルカー」
江原道の束草市博物館から市内バスを乗り継いで、雪岳山(설악산)にやってきた。
韓国屈指の紅葉の名所として知られる雪岳山。束草市街から、7番または7-1番バスで30分足らずの距離にある。周囲には雪岳パークホテルなどのリゾートホテルもあり、江原道有数の行楽地だ。
雪岳山は、本格的なトレッキングも楽しめるが、手軽にハイキング気分を味わうこともできる。バスの終点のすぐそばから、ロープウェイが出ているのだ。
その名も、「雪岳ケーブルカー」。
韓国では、ロープウェイのことをケーブルカーと呼ぶ。1970年代から建設が進められ、内蔵山(내장산)や智異山(지리산)など全国の有名な山で運行している。かつては済州島の漢拏山(한라산)にも建設の計画があったが、実現しなかった。
韓国の経済成長に従って、全国の観光地に建設された「ケーブルカー」だが、その歴史は常に自然保護の議論とともにあった。推進派は、"登山路を通行する観光客が減り、ゴミ投棄などによる自然破壊が抑えられ観光収入も増える"と説き、反対派は、"誰でも手軽に山に入れるようになるので自然破壊が進む"と主張した。
どちらの主張が正しかったのかは分からないが、雪岳ケーブルカーは、今では雪岳山になくてはならない施設である。
すでに午後3時近いので、手っ取り早くケーブルカーで山の上に出ようと乗り場へ歩いて行くと、木々の陰に小さな「箱」が置かれているのに気づいた。
70年代に、雪岳ケーブルカーが開業した時の、「初代ケーブルカー」だ。
車体には、特に案内などがあるわけでもなく、ただそこに置かれているだけだったが、比較的きれいに塗装され、中にも自由に入ることができる。何人かの観光客が目にとめ、「かわいい」「なつかしい」と言いながら記念写真を撮っていった。
もう少し、案内板などを整備して、雨よけも付けてくれるとうれしいが、大切に保存されていることは間違いないようだ。韓国で、70年代前後の産業遺産が保存されている例は珍しい。ちょっと、うれしくなった。
真冬のせいか、乗り場はそれほど混んでいなかった。ガラス張りのきれいなゴンドラに乗ると、山上駅へは5分ほど。谷を渡る形になっており、途中、視界を妨げるものがほとんどないので、山の高みへどんどん登っていく様子を、車内からたっぷり楽しむことができる。
雪岳山の標高は1,702メートル。ケーブルカーの終点は約680メートルの地点にあり、4合目付近に過ぎない。しかし、展望台からは雪岳山の岩山と束草の街並み、そして日本海を一望のもとに見渡せる。やはり、晴れた日の展望台は格別だ。
そういえば、80年ごろ、雪岳山のケーブルカーには、さらに3カ所ケーブルカーを設置する計画があった。しかし、自然保護の論争の末、立ち消えとなっている。
ケーブルカー設置の是非は分からないが、雪岳山の大自然は健在だ。この自然を守っていかなくてはならない。そんな気持ちになった。
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